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高山Vn合宿に参加してきた。 濃いぃメンバーとの合奏を堪能w 実はあまり期待してなかった。 不安の方が大きかったかな。 チェロは譜面も簡単だし、勉強になるとか、技術向上とか、 そういった面は全く期待してなかった。 とにかくVnの下支えが好きだから、気持ちよく弾けて、気持ちよくVnさんたちに歌ってもらえたらいいかな、と。 でも、簡単な譜面って、これが案外厄介だったりする。 右手の下手さ、音程の悪さ、もう隠しようがないのさー。 ホーンパイプはリズムがいやらしいけど、 パターンを覚えてしまえば、OK、かな、多分<弱気だw 私は音が減衰してしまう病があるので、 発音だけはっきりして後は軽く、というのは結構ごまかせる<をぃ でもね、問題はカノン。 原曲の譜面ってどんなんか知らないけど、 アレンジとか全然入ってない、2小節ひたすら繰り返すやつ。 イメージ的にはオルガンみたいに、まさに、通奏低音、って感じで弾きたい。でも、減衰病のある私にはなかなかきつくて。 必死で保とうとするあまり、音潰してるのを自覚しながら弾いていた。 なんでやねーん。 もっとふつーに、すーっとでけんかな。 1音1音、自分に突っ込み入れながら、弾いていた^^; 初日の早い時期に、右手痛かった。筋肉痛。 明らかに力み過ぎ。 大きく鳴らしたいけど、力むあまり、響きを潰してるか、それを避けようと、音がスカスカになってるか。 むー。 さらに、音程がものすごく不安定。 それでもって、楽譜から落ちたら、今どこ??となって、 復帰は無理。そりゃそうだ。 なので、必死に譜面を追い、音程気にして、楽しくない訳じゃないんだけど、とにかく、きつい。 もう無心に楽譜をなぞってた。 2日目のカノンはあまり覚えがないんだけど、 音は潰さなくなったけど、音量はなかったかな。 とにかく、1音1音、どうやったら綺麗に響くか、 Vnさんたちが歌いやすいような音になるか、 そればっかり考えながら弾いていた。 3日目の朝練の際、楽譜を見るのをやめた。 さすがに、2小節、覚えられたしw で、Vnさんたち見ながら弾いていた。 2日目までは、いろんなポジション使ってみたり、 自分の出したい音を追求していたんだけど、 早朝から深夜まで、自由時間といえば、自主練、という 仲間たちの音に寄り添いたくて、ポジション移動はなし、 開放弦使いまくり、という超初心者Ver.のフィンガリングを採用。 それでちょっと余裕が出て、周りを確認しながら弾いてた。 おー、16分音符が出てきたとたん、見事に走り出してるぞw って時とか、丁寧に弾こうとして、遅れてるぞ、とか 見える、聴こえるようになってきた。 走るのは重しにアクセントで注意喚起、 遅れるのには、寄り添ってみたり、と。 で、もうちょっとキレイにひびかせてみるか、と 早めの全弓使ってみた。 ・・・ん? 明らかに、今までにない感触。 弓が弦を捕らえている感じがわかる。 押さえつけている訳ではないのに、アクセントにならずに発音できた?! 「ハッキリと発音して、アクセントにならないこと」 「そのまま、素直に横運動」 これ、チェロを習い始めて、今の先生についた当初からの課題だったの。 言葉や頭では理解できるんだけど、どうしても実現できなくて。 それがね、突然、ほんとに突然、出来てたの(当社比だけど) 狐につままれた、というか、魔法にかかった、というか、、、 前日、ビンゴ大会で1等とった時よりびっくりした。 イメージ通りに、弦に吸い付きながら、弓が動いてる。 曲が終わった時、思わず、ショコラさんを見つめてしまった。 あ、今のメイン弓の名前、ショコラさん、といいますw ちなみに、楽器の名前はカヌレさん、です^^ すぐに朝食の時間。 とてもおいしいパンとか、手作りジャムとか、あったにもかかわらず、前日と同じように味わう余裕なく(苦笑) 「食べてる間に、魔法が解けたらどうしよう」 頭の中、それだけでいっぱいになってた。 で、もったいない話だけど、そんな美味しい食事をもう必死で詰め込むだけ詰め込んで、小走りで練習場に戻った。 ペンション隣接の音楽ホールの鍵をあけ、 ストーブつけて、弾ける体制にセッティング。 カヌレさんに、ショコラさんをのせる。 うん、大丈夫。 何だか不思議だけど、音出す前からわかった。 改めて、音を出してみる。 大きな音も、小さな音も。 大きな音は、前回のレッスンで先生にしてもらった 「二人羽織奏法」先生が右手担当、私が左手だけ担当、 で弾かせてもらった時と同じだけ弦が振動している。 おーっ。 そして、フォルテはほんとにフォルテの音になった。 ピアノも、しっかりと箱が鳴るのがわかる響き<当社比 朝食終わって、皆がぼちぼちとやってきた。 それでも鬼畜のように弾いてたw 曲はチェロで一番有名な曲。 それが終わったら、Vn弾きさんの一人が声をかけてくれた。 「よく鳴ってますねー♪」 おおおっ、自己満足だけではなかったんだ。 その後、最後の合奏をした。 人生でベスト3に入る感動を味わった。 関係者の皆さん、本当にありがとう。 ↑で声かけてくれた人が、さらに嬉しいことを言ってくれた。 「皆をあったかく包んでくれるお日様みたいな音ですね」 ・・・それは褒めすぎ。でも、涙出るほど嬉しかった。 現実世界に戻ってきて、仕事もして、 そしたら、また魔法が解けてやしないか、不安になった。 仕事から帰宅して、練習始めてみるて、一安心。 いつもの練習部屋でだと、違いがよくわかった。 もう嬉しくて嬉しくて、夫と伝之介が偶然同時に帰宅するまで 弾き続けていた。 帰宅して玄関を開けた直後の夫に、「うるさいっ」と叱られた。 おーっ! 初めての経験!! そお?そぉ?うるさい?ってことは音でかいのよねぇ♪ 爆音出せたかしらん♪えへ、えへえへ。 伝之介にも、 「今度は何のパーツ換えたん?」と言われた。 今まで、音大きくするために、弦とか、弦とか、駒とか、弓とか、今の楽器ではないけど、前の楽器でエンドピンとか、テールピースとか換えたもんねぇ。道楽者だw でも、今度は違うんだよー♪ 「うん。合宿行って、右手の脱力覚えてきた」 「ほう。そりゃ、えーこっちゃ」 うぉー、初めてその2。 伝之介に褒められたよー♪ 行くか行くまいか悩んだ合宿だったけど、 本当に行ってよかった。 技術的なことだけ書いちゃったけど、あの合宿、あのペンションとか、環境、あのメンバー、だからこそ、できたことだし、あの空気が出来上がったんだと思う。 この合宿に関係する皆さん全員にありったけの感謝をこめて。 本当にありがとう!!
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